リファラースパム、ご存知でしょうか。リファラーの情報を偽装して、サイト管理者に関係ないサイトを踏まそうとする困った仕組みです。年末くらいから、私の管理するサイトも粘着されていまして、しょっちゅう新しい偽の参照元が増えるので、対策をしていました。
リファラースパムって何?
リファラーというのは、あるページがアクセスさせた時のリンク元のことです。アクセス解析をすることで調べることができます。
アクセス解析は、Googleの無料サービスGoogleAnalyticsや、レンタルのブログでも提供されていると思うので、そういったところで調べることができます。
ブログの管理者の方にとっては、自分のブログが他のどこのページにリンクされているかというのは、大変興味深い情報だと思ます。
リファラースパムは、その情報を偽装します。
自分のブログの参照元だと思って参照元のアドレスに行くと、リンクなど貼られていない無関係なサイトに飛んでしまいます。
エロサイトだったり、ショッピングサイトだったりいろいろあるようです。
どこかの知らない誰かが、私の書いた記事をリンクしてくれている…そう思った瞬間のときめきを返せと思いますね!
いきなり外国のショッピングサイトに飛ばされて、そこで買い物をする阿呆がいるか…?
それか何かほかの目的があるのかもしれませんが、全く迷惑です。
こんなアドレスがあったらスパムです!
forum.topic********.darodar.com(**はGoogle Analyticsコード)
hulfingtonpost.com
blackhatworth.com
priceg.com
Apple
Co.lumb
ilovevitaly.co
ilovevitaly.com(サブドメインがいろいろあります)
econom.co
私が見たことがあるのはこれくらいでしょうか…。
このようなアドレスがアクセス解析に残されていたら、決して踏まないでください。
これら以外にも、怪しいアドレスが残っていたら、以下のようなサイトで調べるとよいようです。
対策
リンク先を踏まないようにしても、このようなスパムのせいで、正確なアクセス数がわからなくなってしまうのは非常に困ります。
しかも、これらスパムは実際にページにアクセスしていないので.htaccessでは弾けないそうなのです。
現状、GoogleAnalyticsでフィルタを設定して、スパムからのアクセスをアクセス数に含まないようにするくらいしか対策はないようです。
GoogleAnalyticsのフィルタ設定方法
アナリティクス設定→ビュー設定→フィルタとすすみ、
「新しいフィルタを追加」をクリックします。
フィルタ名:なんでもいい
フィルタの種類:カスタム
除外のラジオボタンをチェック
フィルタフィールド:参照
フィルタパターン:スパムのアドレス
以上を入力して、保存を押してください。
既にアクセス解析に残っているデータはなくなりませんが、これ以降のアクセスがカウントされなくなります。
フィルタの確認方法
レポート→集客→すべてのトラフィック→参照サイト へ移動し、スパムのアドレスをクリックします。
赤線のところです。
すると、次のページでフィルタがちゃんと動いていると、こんな感じのグラフになると思います。
怪しいアドレスが…
そんなある日、t.coから始まる、意味のないアルファベットのアドレスを発見しました。
良く考えたら、(考えなくても)Twitterの短縮アドレスなんですが、いろいろと疑心暗鬼になっていた私は、危うくこれまでフィルタをかけてしまうところでした。
いや、でも、Twitterスパムなんてのもあるわけですし……
短縮URLも、こういうサイトで調べられます。
短縮URLチェッカーhttp://x-1.jp/
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

むらた

最新記事 by むらた (全て見る)
- リファラースパムと戦いすぎたあまり、twitterからの参照までフィルタしそうになった件 - 2015年1月22日
- テレビのテロップっぽいグラフィックスタイル - 2014年12月24日